20170526

特技を活かして続ける!子育て支援者養成講座 第一回「キラキラ輝く子どもの撮り方」レポート

5月14日(日)に行われた、特技を活かして続ける!子育て支援者養成講座 第一回「キラキラ輝く子どもの撮り方」レポートです。
(講師本人が書きます。。レポートと呼んでいいのか。。)

           

今回は1年を通して、全六回の様々な講座を予定しています。
それぞれの講師が特技を活かし、支援者として生きる姿を見て頂けたらと思います。
共に学んで頂けたらと願いを込めて。

第一回の講師は村田 昌美です。(レポーター本人です。。)
私は写真家として活動してきました。
どちらかというと人物にフォーカスをあてるよりも、静物を好んでおりました。

こどもが産まれ、えこどもに参加するようになってからたくさんの『ひと』を撮らせていただきました。
私は、自分が思い描いているイメージに持っていくような撮影を今までしてきたため、最初はとても苦労しました。

子育て中は(今もですが)日々の生活に追われ、仕事以外でカメラを触ることがほとんどできなかったのですが、ここではわたしは専属カメラマンなのでカメラを手にする日々が続きました。
こどもたちの成長は日々更新されていきます。
日々の成長を記録し、お母さんたちにこんな顔してたよ。こんな事してたよ。
なんて会話がうまれ、楽しみにしてくださる方もいました。
いままで自分の中には無かったことばかり。
日々勉強中です。

そんな中で今回の講師のお話を頂きました。
みなさんに子育ても、支援者の目線としてもカメラというツールを活かして頂けたらと思います。

講座当日は晴れ。
撮影を予定していましたので一安心。
7組のご家族にご参加頂きました。

先ずは、スライドレクチャーで私のいままでの活動を紹介しました。

続いて、私がえこどもで撮影した写真を例に撮り方のポイントをご説明。
例えば、、、





この写真は胡瓜の収穫を喜ぶ姿ですが、演出しようとしてもなかなか難しいもんです。ポイントとしては常に撮影できる状態に自分がなっているとそんな瞬間に出会う確率が高くなるという。。撮影のポイントなのか??心構えというか。。



これは水しぶきの感じをとらえるためにシャッタースピードは速めで!という例です。


こちらはこどもの目線まで下がって撮影すると、いつもと違うという例です。
おそらく私は腹這いで撮影しています。


こどもの関係性を壊さない距離感を大切にという例です。あまり近づきすぎても、遠くてもいけないので適度な距離を見つけてくださいね。

泥まみれになって撮影するのも楽しいものです。
(カメラは汚さないようになさってくださいね)

続いて、古今東西、世界の写真家のご紹介。
私の独断と偏見によるセレクトです。
子どもを撮る写真家は沢山います。
いろんな撮り方、アプローチ方法がありますので参考になればと思い、ご紹介しました。

さていよいよ撮影です。
今日は二つのルールを設けました!

◎レンズは50mmで撮影する。(人間の視野に一番近い画角とされています。)
◎自分の子ども、参加者の子どもをそれぞれ撮影する。

です。

「50mmで撮影する。」はアップを撮りたければ自分の足で近づき、広い画を撮りたければ自ら下がるという動きを出します。
普段ズームを使い慣れている方も体を動かして対象との距離から生まれる関係をカメラを通して体感してもらえればとおもいました。

因に、デジタルカメラは会社やカメラの機種によってフォーマットが様々です。
(フィルムカメラでいうところのフィルムの大きさをいいます。映像素子サイズのことになります
一眼レフの一般モデルの多くはAPS-Cサイズ(23.4mm×16.7mmですがメーカー、機種によって少々変わります。)、
ハイスペックモデルだとフルサイズ(36mm×24mm)の2種が主流です。

このAPS-Cサイズのカメラに50mmのレンズを装着するとフォーマットが小さいので、映像素子に写るサイズは約1.5から1.7倍になります。
ですので、75mm程度の画に換算されます。
APS-Cサイズの機種で50mmの画角にする為にはレンズを30mmから35mmにすると
50mmで見る事ができます。

更にコンパクトデジカメの場合、フォーマットはいろいろなので換算式が変わってきますが、、、
数字は苦手なので、難しいお話はこの辺で。。。

目で見た画角に近いところで止めて、ズームを使わないようにすれば「50mmで撮影する。」は実現しますので、あまり難しく考えないで下さいね。

そして撮影へ、、、。


      
庭で子どもをおいかける皆さん。

腹這いになり撮影する私。


その写真がこれです。涙とハナのキラキラが美しい。Rくんをいつも追ってしまう私。


更に粘るんだな。。


息子にも見られてますね。



そしてこの両生類のはいはいをするPくんを撮影。


とおもったら御神輿がやってきたので撮影。子どもの表情が写ってたらもっと良かったが、スピード感に負けました。鍛錬が足りません。。


わが息子の白パンが眩しくて撮影。
と、このような感じで撮影は進んでいきました。
10分程度でしたが、みなさん様々な工夫をされて、我が子と参加者のお子さんを撮影して頂きました。

以下みなさんの写真と私からの一言コメントを掲載させて頂きました。

むっちり感がいいですね!


動きのある写真!縦構図がいいですね。縦はなかなか難しいんですが、どんどんチャレンジしてください!


お水が流れ落ちるのがしっかり撮れてますね。表情もいい!


柔らかい光で撮られているのがいいですね。日陰ならではの感じ。

Sくん、いつもと違う表情!ライブ感があっていいですね。

カメラを持つ事でYくんに近づけました。(Mさんより)関係性が写っていていいですね。

どうしても上から撮ってしまう(Mさんより)これはこの角度がいいと思います!これも関係性が出てますね〜。いたずらっこないいお顔。


どうしてもアップで撮ってしまう(Mさんより)目がきれいですね〜。憂いのあるいい表情が撮れていますよ〜。


子どもの目線で躍動感があっていい!日付が入っているのもいいですね!日記のかわりになりますね〜。


使い方を習うPくん。二人の時間を大切にする距離感でいいですね。


個人的にありがとうございます!自分と息子の写真はほとんど皆無なので嬉しいです。


Rくん!目力がいいですね。


目にキャッチ(光)が入っていてうるうる感がかわいい!


躍動感ある〜。撮影者とのコミュニケーションの極みですね!


Rくん最多登場!泣いても目が強い!


背景、構図ともに美しいです。言うことなしですね!


表情をしっかり押さえられて、背景もすっきりしていて美しいです。


真剣な表情を適度な距離感でおさえていていいですね。


こどもの目線から泣く姿。全力で泣く姿がいいですね!




終了後、スライドでみなさんで撮影した写真を見た際に、こんな表情するんだ〜。と、あるお母さん。
自分の子どもの普段知らない姿を誰かが見てくれているという事はとても嬉しいですよね。

撮影が楽しくなるように、以下の流れを考えました。
これを繰り返す事で自分の撮りたいイメージに近づいたり、新しい発見が生まれると思います。



私も撮る側ばかりでついつい目線が偏ってしまいがちですが、他の方が写してくださった子を見るとはっとさせられます。
それぞれの目線が違って当然ですし、それをきっかけに相手を知る、という機会につながります。
こんな気持ちを是非お母さんどうし、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃん、子育て支援者のみなさんで共有できればと思います。
カメラというツールをコミュニケーションの一つとして是非、活用して頂きたいと思います。
支援者って何をすればいいの?と思われるかもしれませんが、私は様々な関わり方があると思います。子どもたちとこんな事をしてみたい、触れ合ってみたい、歌を一緒にうたいたい!などなど。
私の場合、写真という自分の特技(自分でいうのもおこがましいですが。。)を活かした子育て支援の関わり方もあるという事を知って頂ければ幸いです。

次回の講座は7月9日(日)10時からです。

以下詳細ご確認下さい。
ご参加お待ちしています。

第2回 子育て支援者養成講座
「観察する、想像する、表現する、管理する」
講師:北山 克巳(守山リス研究会会長)
支援者も子育て中の親であるかもしれませんが、ただの世間話で終わらないスタッフになるためには、利用者親子をよく観察し、どのような支援が必要か主体的に関わる姿勢が問われます。スタッフの管理、経営も含めたファシリテーター養成講座です。
参加費:無料
お申込みはecodomohiroba@gmail.com宛に、件名を「子育て支援者養成講座」としていただき、
①参加希望講座 ②参加者氏名 ③電話番号 ④保育を希望される方はお子さんのお名前と年齢(何歳何カ月)⑤メールアドレスを明記の上お申し込み下さい。
折り返しご連絡致します。