20141108

2014年10月26日 3歳のイヤイヤ期どうしてる?

なごや環境大学共育講座 「りす山の保育園」 2014年度後期の講座が始まりました。
今期は2歳さんコースと、3,4歳さんコースに分けて開催します。
今回は3歳さんコースの第1回目。おなじみの家族、初参加の家族で山頂まで登りました。

お弁当の時に輪になって、3歳のイヤイヤ期、ウチはこうしてるよ、ここが困っている、を全員でシェアしました。子どもにイライラして怒ってしまう・・・そんなお母さんも結構いました。うんうん、そーだよねとみんな共感。ウチだけが特別大変じゃないんだ、当たり前のことなんだ、と思ってもらえたと思います。

ウチはこうしてる、こういう意見が出ました。
●そのイヤイヤをまずは受け入れる、共感する。
●下の子がいるので、上の子と向き合う時間を作る。そうしたら満足して落ち着いた。
●イヤイヤ!の時に眠いのか、体調が悪いのか、子どもをよく観察する。
●選ばせる。(例:パンツをはきたくない!という時、いちごパンツがいい?りぼんパンツがいい?)

「イヤ!」は成長の証。「イヤなことはイヤ!」と言える自己主張を保障してあげたい。

3歳で自己主張できないように大人に抑え込まれていると4歳で自信に満ち溢れた私を親に見せられない。こんなにできる私を見て!とどんどん素敵に輝き、好きな人の前では素敵な自分を見せるようになる。



♡参加者からの感想♡

●[印象深かったこと]
いのししがえさを探した痕跡です!あー、自然があるんだ!と実感しました。森を見てももちろんですが、動物がいるなんて、驚きでした。

いのししが掘った穴

こどものことに関して言えば、帰り道に、身長よりもある太い枝を持って、下山したことです。危ないなぁとは思いましたが、皆さんが子どもの内なる欲求を満たすことをヨシとしてくださる雰囲気を感じたので、使い方・気をつけることを、サラッと話して、見守りました。転んだり、少々振り回すこともありましたが、冒険気分、隊長気分を味わえて、なんだか、とても満足したようでした。「うちに持って帰る!」と言われそうで、どうしようかと案じていました。下山して、どなたかに、「山の神様が、山のものは返していってね、と言ってるね♪」と声をかけてもらうと、スッと棒を置き、少し先を行っていた私の方へとやって来ました。その何とも言えない 満たされた・やりきった顔。誇らしげな表情が、とても印象的でした。普段の息子からは、想像もできないことでした。いつもなら、やだ!持って帰る!と言ったと思います。だけど、その木の棒で やりたいことをできた!、やりきった!という手応えがあったのでしょうね。とても、印象的でした。



●[帰ってからの様子]
「僕ってすごいじゃん!できたじゃん!」と思ってるかどうかはわかりませんが、なんだか、そんな風に自己肯定感に満ちていそうです。私も、自然に癒されたのか、とても元気で、心に余裕がほんのわずかできた気がします。身体も疲れているはずなのに、何故か活き活き!
山頂でのシェアリングのおかけで、子どものむちゃくちゃな要求にも、怒ることが3割くらいは減って、見守るような対応ができてる?ような感じがします。なので、親子関係がよくなりました!
息子のすることを尊重し、信頼してみようかな?と、前よりは思えるようになりました。…いつまで、この効果が持続できるのか、ちょっと心配ですが(⌒-⌒;)



●印象に残ったこととしましては…
猪がいるなんて!という素直な驚き。
ちょっとだけ、雨を体験できたのもラッキー。
子供たちが、自分のペースでヒョイヒョイと歩いていたこと。
スタッフの方々の、子供との距離の取り方、アドバイスの仕方が、上手だなぁと印象的でした。
(ダメとか危ないよ、じゃなくて、こうしたらいいよ、というような)

雨が降ってきたらカッパを着て歩きます

●子供の様子
場所見知り人見知りの息子が、はじめての場所であんなに声を出してリラックスしているのは初めて見たような気がします。大好きなお友だちがいたからか、森の雰囲気なのか、とにかく、なにより驚いたことでした。私から離れて歩いたことも驚きでした。好きなだけ自分のペースで歩ききったせいか、疲れただろうに、帰宅後も穏やかだったような気がします。夜は寝ながら、ふふふ、と笑ってました。初めてだったので、え?と顔を見たら、目をつむったまま、ニッコリ笑ってました。楽しい一日だったんだな、と嬉しかったです。




●私も子どもも、日常とは180度違うりす山という環境に身を置く事に慣れてきたなと感じました。
気負わなくなったというか、自然の中に入って行くことに抵抗が少なくなったと思います。
以前はりす山から帰って夜泣きをする事もありましたが、今ではりす山の歌の替え歌を歌う程に余裕(?)がみられるようになりました。
親の私はというと、最初は前夜もあまり眠れない位にお弁当作りがプレッシャーでしたが、今はもう寝坊しても大丈夫と思えるようになりました。


●娘はY君と気が合ったようで、今日は一日べったりくっついていました。さすがお互い5歳児だけあって親の手からすこし離れた感がありますね。何回も二人で走っていってしまいました。絵本も今日は前に聞きにいけるなど、一人では恥ずかしいことが二人ならできる、まぁまだ一人では恥ずかし娘でした。
りす山保育園終わってから、鶴舞公園で昭和区民まつりに参加し、同じ保育園の一番のお友達に会え、また二人で夢中になって遊んでいました。今日一日、同年のお友達と遊んでばかり、親の手から少しずつ離れていくなと感じた一日でした。

山頂の展望台から


♡初参加ボランティアスタッフ、あいちゃんの感想♡

前々から気になっていた『りす山の保育園』に、お手伝いとして初めて参加さ せていただきました。
東谷山に登るのも初めてで、常連の親子さんについて行きます!と内心ドキドキ していた出発。思ったより急で、雨上がりだったせいか少しぬかるむ地 面で も、たくましくずんずん登って行く子どもたちの後ろ姿には、さすが経験値が違 うな~!なんて思ったりしました。道中で見つけた穴ぼこ(イノシ シが餌をみ つけるために掘ったあと)、不思議な模様を編み出したクモの巣、どんぐりやく るみなどの木の実、子どもたちにとっても、大人たちにとっ ても町の中ではな かなか出会わないことが、ここでは経験できる。お弁当タイムや帰り道では、保 護者の方たちと”イヤイヤ期”や幼稚園のことなど子 育ての話を聞いたり話した りもでき、自然の中で心も体も解放できるのも『りす山の保育園』の良いところ だなと感じました。
 自然の中で五感をつかい、体験して、そして楽しい時間をみんなと一緒に過ご せる環境がある。今回参加してみて、私にとっても嬉しい機会となりま した。 ありがとうございました。


お弁当タイム 

絵本「でっこりぼっこり」

♪りす山のテーマソング「りす山のパイノ」