20140728

2014年7月13日 しゃぼん玉と雨の散歩

なごや環境大学共育講座 「りす山の保育園」 2014年度第4回目。


森にはしゃぼん玉になる木の実があるのです。昔の人はこれを使ってお洗濯していたんですって。

えこどもでは、東谷山に生えているエゴの実を使ってしゃぼん玉遊びを考えていましたが、今年は花が咲かず実がなりませんでした。残念!そこで今回はエゴの実の代わりとなる木の実を用意しました。


ムクロジの実です。ムクロジの実を乾燥させたものを、パカッとわり、水を注いで、ストローから息をふーっと吐くと・・・ぶくぶくぶくと泡がもこもこ。


ぶくぶくをしばらく楽しんでいると雨が降り出しました。


さあ、かっぱを着て、雨の降る森を歩こう。
くもの巣に水滴がついて光っているのを見たり、湿った土を踏み踏みしたり、いつもと違う感覚を楽しみました。



雨はますます強くなり、外でお弁当を食べられないので、この日はお弁当を食べずに解散しました。
りす山の日は晴れの日が多いので、珍しい雨のりす山でした。


<参加者の方の感想>

●初めての雨の山で抱っこをせがまれると思い、出発前に心配していましたが、何のそのっ。
いつもと違う様子が新鮮だったのか、1人でズンズン歩いて行き、途中私の手から離れるくらいで、娘は「楽しいっ楽しいっ!」と言いながら、歩いていました。子供は本当に大人が思う以上に可能性を秘めていると改めて思った1日でした。

●娘は先週からイヤイヤ期に突入し、今日も朝起きた時から、機嫌悪くどうなることやら…と思っていましたが、りす山に着くと、お友達や虫や野原に気を奪われ、徐々にご機嫌は回復。山の中に入ると、大雨にも関わらず、晴れの日よりもスタスタ自分の足であるいていました。今日は今までで一番あるいていました。雨は大人にとっては障害でも、子供には遊具なんだなぁと感覚の違いに気付かされました。お気に入りの合羽も思う存分着れて満足そうでしたし、帰宅後は最近なかったご機嫌を取り戻してくれていました。

●雨のりす山もとてもいい経験でした。最近、出先でなぜか「だっこー!」が多いもうすぐ2歳の娘ですが、森に入ると自らずんずんと歩きだしてとてもびっくりしました。顔に雨粒がついても、泥に踏み入っても立ち止まることなく、かなり意外な一面を見られて、うれしく感じました。今回も車を走らせた途端、ぐっすり。

●私にとっても、息子にとっても生まれて初めての雨の中の山歩きでした。お友達家族の存在がとても大きかったようで、普段は甘えるところをひたすら頑張って歩き終えることができました。私ももちろんびっくりしましたが、”頑張ったよ”という子どもの言葉に自信を感じられてジーンとしました。親がいなくても出来る事(親がいないからこそ頑張れる事)が日々増えている気がします。

●息子は、前回4月のりす山に参加したころはまだ道路をお散歩することもままならなかったけれど、森の中は「特別」だったのかどんどん歩いていました。一方で最近は毎朝散歩をしていて歩くことが「日常」になってたせいか、全く森の中を歩こうとしませんでした。次回がどんな様子での参加になるか楽しみです。

●雨の森は初めての体験で、娘も根をあげてましたが、さすがに最年長?4歳。一度も『だっこして』は言いませんでした。りす山保育園は娘が最年長だよといつも言っているせいか、小さな子にかっこ悪い姿は見せられないと思っているのでしょうか。帰りにスーパーによったらずっと『だっこして』ばかりでした。
今回の娘への発見、自分の立場が認識できるようになった、ですね。
シャボン玉の企画大変楽しかったです。娘は本当に気に入って木の実を持ち帰らせていただき、家に帰ってからも『ぶくぶく』やってます。

●今日は初めての参加でした。一緒に行く約束をしていたお友達家族が欠席ということもあり、照れ屋で警戒心の強い息子がどんな反応をするのか少し心配していましたが、たくさんの自然とのんびり自由なペースで楽しむことができて、気づくと緊張も溶けて、楽しむことができました。
あいにくの雨で途中くじけそうになってましたが、みんなの頑張る姿に逃げ出さずに最後までいけた気がします。
帰ってからも、持ち帰った石を並べて遊んでたり、昼寝もせずに元気に過ごしました。
雨でどんな第一印象をもつかと思いましたが、「また今度行きたい!でも、はれがいいなぁ」と言ってました。


上記の感想で、雨の方が良く歩いた、楽しんでいたという感想の方は全員お子さんが2歳代です。
年齢に関係があるのかしら・・・? 興味深いです。