算数が苦手なみなこさんに、フランスの小学校の元校長先生が教えてくれた、楽しい算数物語を一緒につくりました。
「算数は速く正しくではなく、そこにある物語を語る事に意味がある。」という言葉になぐさめられた私こそ、「算数か。。。」と初めはなかなか気乗りがしませんでした。
しかし、子どもたちと一緒にやってみたら、とっても楽しいことがわかりました。
国語力と創造力を一緒に使うので、算数という言葉を忘れてしまいました。
幼稚園の子どもたちも、まだ数字がわからなくても、「おもしろいな!もっとやりたい!もっと」とお気に入り。逆に小学校で数字と数字のやり取りを、早く!正しく!と教えられた子のほうが、苦労していました。お話を語れないのは、間違いを恐れるからでしょうか?それでも、何度もお話を作っていくうちに自分のスタイルができてくる。
それにしても、算数を語ることをきっかけにして、絵を描くというのはとても面白い。
いつもより、リアルに絵が進む。
きっと、算数を語ることによって、算数が日常生活とリアルに結びつくのでしょう。
初めにみんなで、おやつのさくらんぼとぶどうをたべながら、算数物語のウォーミングアップ。
それから、各自お話をしながら、絵をかきました。その絵の横に私が数字をかきこみました。
「マンションに8人の人がすんでる。この子のお父さんとお母さんはお仕事にいっちゃった。マンションには6人の人がお留守番してるの。」