20120219

リメイクエプロン作り

少人数制の「えいごでアート」@松山公園前ハウス
【初めてのソーイング・リメイクエプロン作り】
2月4日(土)は初めて参加の2人(4歳と、もうすぐ3歳)とリメイクエプロン作りをしました。

初めは緊張感からか、最初の歌やからだを動かす時間もパパにくっついていた4歳の女の子。無理にやらせるのではなく、見てて良いよ、でもいつでも入ってきて良いよと言って様子を見ました。エプロン作りが始まると張り切って、途中からはパパと離れて1人で縫い始めました。
Tシャツについているウサギの小さいぬいぐるみのような飾りがとても気に入っているようで、時々講師と2人でウサギのごっこ遊びをしながら、また制作に戻って縫物に励みました。

今までで最年少の、2歳10カ月の女の子も上手に針を持って縫いました。まっすぐ縫わなきゃという気負いなく、自由にあっちこっち縫いました。(結果的にはエプロンのひもになっていました)

小さな子たちが黙々と縫物をしている様子を見て、手と脳がちゃんと連携して細かい動作(縫物)をしているんだなあとつくづく感動しました。
指先を使うと脳の発達を促します。手や足をたくさん使って毎日遊んで下さいね。

後日、ママたちからメールをいただきました。2人とも家に帰ってからもエプロンをずっと付けて遊んでいたようです。4歳の子は、時間切れで完成させられなかったので、自ら続きをやりたいと言ってお家でエプロンを完成させたそうです。

4歳と2歳の初めてのソーイング会、とても良い会になりました。
ご参加ありがとうございました。




気に入ってたけど着れなくなったTシャツがエプロンになって甦るという体験を通して、物を大切にする心、工夫すれば新しいものが作れるという創造的な考えが子どもたちの無意識の中に残ることを願っています。7歳くらいまでは「物を大切にしなさい」と言葉で言うより体験を通して無意識の中に働きかけてゆくことがとても大事だと考えます。

えこどもでは、縫い方のお手本をあまり見せません。意地悪をしているのではなく、どうやったら、縫いつけられるか、それぞれが自分で考えながら、じっくり作ってほしいからです。答えが一つしかないと思うと、子どもは、間違う恐怖感で自由に縫う意欲を失い、思考が停止してしまいます。だから、私たちは、どんな縫い方に対しても「素晴らしいね!いいね!すごいね!」と感動し、励まします。絵を描くことの延長線上にあると考えます。工業製品とは違い、これが人の手しごとの面白さなのですよ。 
縫い目の面白さをご家族で楽しみ、決して親御さんが縫い直すということはなさいませんよう、お願い申しあげます。