レッスンの前、こどもたちは蝶々を追いかけたり、木に登ったりして遊んでいました。
歌とリズム: Little pig, Summer is coming, Chase the butterflies.
「Little pig」の四つばいは、裸足の足の裏や手から脳へ刺激を与えながら進む全身運動で、動物の進化の過程を体現する事で、二足歩行になって忘れてしまった身体能力を呼び覚まします。自律神経に良い刺激を与え、遊びながら免疫力アップ。後半でやった水風船探しの時、急斜面を四つばいで登る姿に、遊びの効果を感じました。
「Summer is coming」では、にぎった手をしっかりつないで、遠心力で腕や胸がぴんとしなるほどひっぱられながら、全員で一匹の蛇のようにになります。前に出たいと思う子は出ていい。ゆっくりしたい子はスピードを下げてもいい。その波が身体をつたって、他の子も前に押し出され、全体に影響を及ぼします。それを楽しむ身体あそび。
集団で遊んでいても、皆一緒じゃない、自分は自分でいい。でも手は離さないで、みんなとつながっていられる。
Storytelling: The Very Hungry Caterpillar ~The big butterfly
ベルギーからのゲストのタクミが絵本を読んでくれました。
青虫がちょうちょになったところで、手作りの大きなちょうちょが森の中から登場! その蝶々をみんなで持ってup and down。
Water balloons egg hunting
同じ色を見つけてきて「Red balloons」などという練習をしました。
今日使った色: red, orange, yellow, green, blue, purple, white
ベルギーからブタピスト家族がゲストに来ました。震災後の日本によくぞご家族で来て下さいました。
ベルギーの音楽学校の校長先生をされているジョスは、水風船の準備を手伝ってくれました。子どもたちの絵の素敵さに感動していました。普段オランダ語を話すタクミは、「The Very Hungry Caterpillar」(腹ペコ青虫)の読み聞かせをしてくれました。子ども好きで眠子ちゃんを御膝にのせ毎晩絵本の読み聞かせをしてくれました。モダンダンスやピアノ演奏の好きなマユミは、オランダ語、ドイツ語、スペイン語、日本語、英語が得意で、学ぶことが大好きで大学で一番の成績。どうして、そんなに自信に満ち、チャーミングで、表現力豊かなピアノ演奏ができ、人や勉強が好きな子に育ったのか、お母さんのマリコに聞いてみると、小さい頃から、あなたはお母さんとは別の「自分は自分」として、感じていることや思っていることを「あなたはこう思うのね、こんな気分なのね」と客観的に言葉にしてあげていたそうです。つい母親は、子どもを自分の分身で、自分の気持ちを押しつけがちですが、幼いころから一人の人間として表現させる習慣が自信につながるという事だと思いました。マリコさん自身日本で育ち、「みんな一緒」の日本が窮屈で19歳でベルギーにピアニストとして行ったきりベルギー人になった方で、音楽学校の教師をしながら、20分ノンストップウォーキングや2000メートルスロースイミング健康法を実践している面白い方でした。彼らは、日本の子どもたちが知らない大人と手を繋ぎたがらないことに驚いていました。色々な国の人々と一緒に遊んでゆく中で、色々な人を受け入れることを徐々に学んでいきましょうね。