今回もまた「これこれ!」っとグッとくる場面が何度もありました。
子どもが泣き出し、お母さんが慌ててなだめようと必死になったり、他の人たちに迷惑をかけてはいけないと気をつかって「ごめんなさい」「すみません」と謝りだすと、明美さんが「いいのよ、泣いていてもやってあげて、ほっといてあげて。大丈夫よー。素敵よー。大丈夫。大丈夫。いろんな経験しようね。」
これなんですよ。この言葉をお母さん達に言ってくれる場所がないの。だから、怖くてどこにも行けなくなるの。
私は、子どもが7ヶ月頃に初めてサークルや親子教室にでかけるようになって、子ども同士のやりとりに「すみません、ごめんなさい」ばかり言い合い、気をつかうだけで帰って来たり、「泣いたら退場が礼儀でしょ」的な先生の冷たい態度に腹がたったり、「お金払ったんだから元とらなきゃ」と子どもを無視して自分だけ必死にポーズをとったりするヨガばかりでもんもんとしていました。そんな時に明美さんのヨーガに出会いました。
明美さんのヨーガは、「子ども(他人)の存在を時々意識しながらも、自分をみつめる時間を大切にする」事だと思います。そうする事で、他のざわざわも気にならなくなり、内なる静寂がやってくるのだと思います。
①今日のベビーヨーガのポイント
足指は内臓、手指は自律神経。ママの両手にはさんでコロコロ。指でサラサラ。となでてあげます。
子どもが寄って来た時は、いつも手足をこうやってもんであげてください。
触ってもらった感覚は、記憶に残ります。テレビや音楽にあわせて乱暴な体の扱いをしても、すぐに忘れます。
手のひらを息を吐きながらおさえてあげましょう。ホッとするんです。
おじいちゃん、おばあちゃんも同じ体の扱いをしてあげてください。
膝回し。ママのおひざを立てて、バンざーいブリッジ。
頭を下にすると、頭がボーっとする心地よさを味わって、思い通りにならないイライラから解放されます。
あかちゃんの腰に手をあててそらせてあげる事で副腎を刺激しアトピーに効果的。
自分の自由にならないことになれていないから、身体をいじられると泣く。泣いてもやってあげる。だんだん慣れてきますから。
子どもに適した飲み物は、「さ湯」が一番、体の調子を整える。お茶は嗜好品です。ジュースは好きなもので、特別な時に。牛乳はご飯が食べられるようになったら極力減らし、カルシウムは他の食材から良く噛んで摂取したい。母乳の方は、ママが取った糖分は全部赤ちゃんに行って、血液をドロドロにしていると思って注意しましょう。
アレルギー反応は、交感神経と副交感神経のバランスの悪い朝にひどくなることが多いです。呼吸困難になるようなアレルギー発作が出た場合、お母さんが慌てると子どもも焦ってしまうので、落ち着いてゴマオイルやウコンオイルで胸をマッサージしてあげて。魚のポーズ(首を後ろにそらせ、気道確保)をしてやると落ち着いていくそうです。
子ども同士おしたり、たたいたりしても、そんなに怒らなくてもいいですよ。他の大きい子にやられて学んでいきますから。と、明美さんはおっしゃいます。しかし、肝心な怒り方ってどうしたらいいのでしょうか?それは、えこどものこれからの課題です。「最近の親御さんは怒ることをしない」と言われますが、怒らないで済む方法をできれば取りたいし。。。また次回みんなで相談したいと思います。
②今日のママヨーガのポイント
今回、ママのヨーガが始まったとたん、子どもたちがシーんと静まり返った瞬間がありました。
私は、こういう全員の気持ちが一つになったような瞬間が一瞬でも持てた事にとても感動しました。
子どもは、ちゃんと感じているというのがわかりました。
自分の身体の痛い所を意識します。
自分の身体を客観視することで、自分と人を一緒にしない。他人も客観視できるようになる。
だから、痛くていい。痛みを知る事で、子どもや他人の痛みも分かるようになる。
終わった後、ほわーっとゆるんでいくのを感じるのも大事。
慌てず、ゆったりと、ヨーガは意識改革ですから。
次回3月7日月曜10:30から12:00 coopあいち小幡店にて。
3月21日祭日のためお休みです。
ただいま、ヨーガクラスは満席ですが、パニックや虐待のトラウマをお持ちのママさんがお近くにいらっしゃったら、ヨーガの事を教えてあげてください。明美さんがご相談に応じてくださいます。
えこどもでは、おむつなし育児を推進しています。えこどもにご参加の際は、是非布パンツとズボンで参加してください。子育てには、覚悟が必要。外出の時だけ、紙おむつというのはなんか悔しいな。
また、こちらで掲載している内容は、一時間半の中で個々と向き合いながら立ちあがってきたイメージです。文章をうのみにせず、是非、現場に来て、見て、感じてください。答えはなく、自分で日々、迷い格闘しながら、直観力を鍛え、覚悟していきたいからです。
えこどもは、どんな権力にも支配されず、ふわふわと、身軽にこれからもいろんな、不思議な事をしかけていきます。
文責:みなこ