夏休みのえこどもイングリッシュのスペシャルゲストは、スペインから来たイザベルさん(フランス語教師)でした。
スペインの家庭料理、トルティーヤ作り
「料理に、量は計り知れない」と、イザベルさんはいいます。
今日の気分、様子を見て即興的に作りなさい。
<基本的な材料、道具>
*卵
「10個用意したけど、落っことして一個割っちゃった子がいるし、もう1パック買ってきて!」急にいう。
*玉ねぎ
「わたしは、玉ねぎが少ないほうが好きだから、余り入れないわ」
*ジャガイモ
*オリーブオイル
「フライパンなみなみに入れたいから、たっぷり。日本は高いわね」
*塩
*テフロンフライパン小
*大きなお皿
*穴あきお玉
*ナイフ
1 玉ねぎの皮をむいてくれるお手伝いをしてくれる人いませんか?
なかなか手があがらない。日本の子どもは消極的です。
2 じゃがいもを洗ってくれる人いませんか?
なかなか手があがらない。何をしたらいいかわからないから手をあげないのか、やりたくないのか、恥ずかしいからなのか伝わらない。
こういう活動も「ボランティア」の一つ。日本で言うボランティアとは、大それた地域環境活動に無料で奉仕することだと思っている人が多いが、本来は、自主的にお手伝いする精神であると思う。日ごろ、お母さんから指示されたことだけを手伝ったり、先生に言われた任務としての手伝いをしていると、「あなた、これをやりなさい」と命令されないとできない。「だれか手伝ってくれないかな?」だと、誰も手をあげなくなってしまう。人前で目立つ行為も恥ずかしいというのもあるし、子ども心に複雑な日本魂だ。
でも、国際的な体験学習を行う場合私は、基本的にこちらから、指名しないように心がけている。「自分から名乗り上げるまで、あてないで待つ。」いじわるなようだけど、こちらも、心を鬼にして、あてないでいると、勇気を振り絞って、乗り出してくれる子もあらわれる。その勇気を見逃さずに、すかさず受け入れる。こうやって、積極性を引き出すテクニックを以前一緒にお仕事していた、イギリス人教師クレア・ガルダさんにおそわりました。
3 ママに皮をむいてもらう
4 イザベル、まな板を使わずにジャガイモを切る。子どもたち、ママと一緒にまな板の上で切る。
5 卵を割る。溶く。
6 油たっぷり、玉ねぎとジャガイモを火にかける、きつね色になったらいったん具を取り出す。
7 なみなみの油、溶き卵と具を流しいれる。火加減が重要。ふわふわ卵にすること。
8 お皿の上にひっくり返しては、天地を返して焼く。これを何度も繰り返す。重たいので力と根気がいる作業。一人で作らず、家族で協力!
9 お皿にのせて、切り分けて出来上がり!
「おいしい!ママお家でも作って!」と絶賛でした。
スペインでは、ビールのつまみにバーで食べたり、子どものおやつにしたり、パンと食べたら夕食になる。
http://www.servas-japan.org/