
5月10日(土曜日)大雨
ミナコースのメンバーや体験のちびっ子&ママがたくさんご参加くださいました。
おおにぎわいで、とても楽しかったです。
まずはじめに、手作りのなふだをつけて、丸く輪になりました。
●えこども開会式(種まき)
「種のお家」の小窓をあけると、種の入った袋がもらえる、手作りのしかけ絵本で
英語の呪文をみんなで唱えました。すると、小窓があくんです。
"Open the window,open the window ,please?"
いろんな種類の種が出てきて大喜び。
「大雨でも、種まく?」と聞くと、「まくまく~!!」
どんな野菜が目を出すか楽しみだね。
●今日のおやつ
にぼし(伊豆) すくも小夏(高知) 万能茶(熊本)
●メインの活動「ぼくの一日」
書道家の母が作品を作る際に出た、長い和紙の端切れを使用。
一日の時間軸を、紙の長さに例えて、一日に自分がすることを、振り返り描きました。
細部はあまり覚えていないのですが、ご飯を食べる、寝る場面をしっかり描いていました。
主人公の自分を何回も描く子と、一日にする事柄だけを物を使って表す子がいました。
また次回、つづきを描くことにしました。
●絵日記
えこどもの最後は、一番印象に残った場面を絵と文字で(書ける子は)記録します。
種まきをした場面を描いた子がほとんどでした。
お空から雨、下のほうに種、もう芽が出ていました。にんじんが描いてある子もいました。
にんじんの種はまいてないけどね。。。すてき。
●えこどもスタッフの感想
急遽、相棒の寺村友美が参加できませんでした。残念。また皆さんにお会いできる日をお楽しみに。
そうそう、もう一人えこどもの縁の下の力持ち「あやさん」のご紹介が遅れました。
長谷川綾さん
2年程前から、ご近所つながりで、ボランティアでお手伝いに来てくださっています。
元保育士。子どもが大好き。数年前に高次脳障害を患いましたが、スローライフを広いお庭での家庭菜園やエレクトーン演奏を楽しんでいらっしゃいます。
5月24日土曜日また大雨
●畑の観察
芽が出ました。かいわれほどですので、何がなんなのかまだわかりません。みんな縁側から身を乗り出して、自分が植えた場所を探していました。
●新しいお友達が参加しました。男子校状態のえこどもに初の女の子なるか!
●「ぼくの一日」つづき
前回描いた絵を振り返って、何を描いたか一人ずつ発表し、、、ようと思いましたがみんなもじもじ。
みなこが、質問攻めに。「これは何?ふとんかな?」「起きて、顔も洗わないんだ~」「ごはんたべて、ねるだけじゃん、あそばないの?」
すると、「これは、ぼくがすきな一日だから、何もしないの。朝起きて、歯をみがいて、トイレに行って、服を着替えて、ご飯食べて、寝るの。習い事もない。勉強もしなくていいの。」
さすが~自分の理想の一日を描いたわけだ~な・る・ほ・ど
ぐわーっとなぐりがきのかっこいー絵も、話を聞いてみると、縄跳びだったり、保育園バスだったり、トイレからうんちのくさいにおいしてたり、とそれぞれの理由がありました。
聞く耳を持つ事で、対話の中から子どもが自分で「あ!忘れてた、お風呂ははいろっと!」と気づいたりします。
もうひとつ面白い点が、子どもが主に描くのは、自分が能動的に行っている場面が多いということでした。自分で服を出して、お着替えしている子は、わりと具体的に時間の流れに活動が組み込まれていますが、「お母さんが出してくれる」となると、いつそれをやっているかもあいまいです。
Rくんが、夜の場面に学校を描いちゃって「あー失敗した!」とあわてて隠してたんだけど、はさみで切り抜いて、好きなところに移動できるよと提案すると、安心していました。おまけに小さな小窓もできて、そこに、塾の絵をはっていました。
●ほうば寿司(箱寿司から変更になりました)
我が家には、20年ほど前に祖父の田舎から小さな苗が育って屋根より高い大きな樹があります。先週早くも、大きな葉がつき、母がほう葉寿司を作っていたのをみて、「これだ!我が家の伝統料理!」ということで、前の日に(とってすぐ作らないと葉がしおれてしまい、香りもなくなってしまうから)高枝切りバサミで二階のベランダから、どさどさ50枚くらい葉っぱを切りました。(顔が隠れるほど大きい)
葉っぱの虫や樹液を丁寧に一枚ずつ洗い、手ぬぐいでふき、かわかします。
ごはんを1升炊いて、お酢と砂糖を煮て、手早く混ぜ、葉っぱに挟んでいきます。
本当は、具をこの後はさんむのですが、そこはえこどもさんたちのお仕事。
錦糸卵、きのことあげを甘辛く煮たの、ちくわ、しそ、しょうが、みょうが、にんじん、きゅうりなど全部千切りにします。普段は、焼きしゃけをほぐして入れるのですが、骨が心配だったのでちくわにしました。
さてさて、仕込みの甲斐があって、子どもたち大興奮。葉っぱに顔をくっつけてぱくぱく試食。
お箸を使わずに、原始人みたいに、鼻を葉っぱにくっつけながら食べるのがほう葉寿司の作法。エコでしょ。山仕事の途中でお弁当に持っていっても、ごみにならないしね。葉っぱに殺菌効果もあるんです。中には、葉っぱを水洗いして、もう一度ほうば味噌として、再利用したり。もちを焼いてもおいしいらしい。
満足した後、家族にお土産分を各自作る。すてきだな~と思ったのは、みんなその人のことを思い浮かべながら作るのね「お姉ちゃんは、卵がたべられないから、抜きにして、お母さんは食いしん坊だから全部入れるの。」「お父さん出張。帰ってきたらあげる。」
大雨のため予定のご近所デビューはまたの機会になりました~
●絵日記
みんなうまいこと大きな葉っぱを描いてました。普段お絵かきにすぐ飽きちゃうKくんが、よほどインパクトがあったのか、葉っぱをかっこよくデッサンしていました。色も、葉脈も。
●えこどもスタッフ感想
なぜか、毎回雨のえこども。自然をあえて、感じるようにしむけられているのか。今日はとても静かな教室でした。
10年前にニューヨークで修行中に、雨の中樹の下でずっと絵を描くアーティストと出会いました。
彼女は「雨の中にたたずまないと、わからない感覚があるの。全身で雨を樹と一緒に感じるの。」Tシャツのままびしょぬれで、たたずむ姿を見て感激したことがありました。私もまねをして、風邪をひいたっけ。